株式会社403
岩本蒼さん
職歴:2年目
ご本人の仕事内容:受付に配属され、接客、レジ打ち、お品物の点検、仕上がったお品物をお客様にお渡しする等といった仕事を主にしております。
職場での役割:「お客様に喜んで頂くために」どのような接客をしたらよいのか、「仲間のために」自分が何ができるか、ということを常に考えながら笑顔で仕事をする、受付のムードメーカーです。
入社2年目の岩本さんは、受付に配属され接客などの業務を担当しております。一度県外に就職しましたが、地元にUターンして現在の会社に就職しました。今は、成長を後押ししてくれる会社のサポートを受けて国家資格を取得し、また、たくさんの仲間に囲まれる中で大きなやりがいを持って仕事に取り組むなど、充実した幸せな毎日を過ごしています。
―入社の動機を教えてください。
洋服が好きなので大学を卒業して県外のアパレル業界の会社に就職したんですが、求められる仕事は単純作業ばかりで、やりがいを感じられなかったんです。
家族や知り合いがいない環境で、ただ毎日が過ぎていく。そんな環境を変えようと、地元に帰ることに決めて、いろいろなことにチャレンジできるこの会社に入社しました。
入社して1年半が経ちましたが、会社のサポートを受けて、基本的な知識や技能を勉強し、国家資格であるクリーニング師の免許を取得することができました。
―入ってみた会社の印象はどうですか?
働きがいのある職場です。前の会社では自分の裁量でできる仕事が少なく、単純で変わらない日々を過ごしていましたが、今の会社では様々な経験ができます。大きい会社ではないので一人で多様な仕事をこなす必要があり、どの作業もそれぞれ重要で気が抜けませんが、今は働くことにやりがいを強く感じます。
また、バーベキューや新年会など、会社主体で定期的にコミュニケーションの機会を作ってもらえるので、仕事中には話すことがない他の部署の人とも、お互いを知って人間関係を深めることができます。そういう時間も仕事に生かされている会社だと思います。
クリーニングの仕上がりについて、お客様にきちんと説明することで安心していただく、そうしたことにやりがいと責任を感じています。
―どのような仕事を担当しているのですか?
配属は受付なので、カウンターで品物を受け取り、レジ打ちの後、タグを付けて現状を点検し、工場へ受け渡すのが主な業務です。仕上がった品物は準備をしてお客様にお渡しします。担当は1店舗だけではなく、複数の店舗を掛け持ちしています。
また、総合職での採用なので、他部署が忙しいときには工場で仕上げを行なったり、総務での事務作業や電話対応、宅配によるクリーニングの引き受けと仕上がった品物の発送手配、新しいパートさんや新人の教育など、業務全般に関わっています。
―仕事にまつわる苦労話や、やりがいを感じるとき、心がけていることはありますか?
お客様との信頼関係を築く接客をすることが、窓口として重要です。お客様の仕上がりに対するイメージと、実際にできるクリーニングとのギャップが生まれないよう、例えば、お品物にシミがあるときには、どの状態まできれいになるか仕上がりを見極めて、丁寧に説明できるよう心掛けています。そのためには自分自身の知識も必要ですし、覚えることがたくさんあります。工場もできる限り全力で仕事をしているので、お客様にきちんと説明することで安心していただきたい。そうしたことにやりがいと責任を感じています。また、お客様に会話を楽しんでいただけていると思えるときにも仕事に楽しさを感じます。
―甲府で働くことの魅力は何ですか?
自然が豊かで東京にも近い。定住するには、ちょうどいい環境だと思います。県外で働いていたときは、1人暮らしのうえに職場の人とは休みのシフトが違ったので休日を1人で過ごしていたんです。今は職場でも人とのつながりを深めることができ、私には合っていると思います。
好き嫌いの概念だけで仕事を選ぶのではなく、働いて会社を好きになるという考え方も大事だと思います。
―お忙しいと思いますが、趣味やリフレッシュの方法はありますか?
洋服が好きなので、休日は東京へ出かけてウインドウショッピングをしたり、カフェやレストランを訪ねることがよくあります。家にこもるタイプではないので、遠くへ行かない時も、富士山の五合目や河口湖周辺のいい風景を見に出かけています。以前はよくしていた家族でのキャンプも、また行きたいですね。ちなみにここ数年のキャンプブームで、テントのクリーニングも依頼が増えているんですよ(笑)。
―今後の目標や抱負を教えてください。
幹部社員の育成を目標に成長を後押ししてくれる会社なので、私もいずれは営業部でシフトを管理する立場になりたいと考えています。働いていて感じるのですが、1人1人の配置によって仕事の効率が全然違うんです。1人を動かすか動かさないかで仕事の終了時刻が変わる。それぞれの力量を見て、仕事の内容を理解しながら工夫する余地を探す。そういうことを考えるのが私には合っていると思います。
―最後に就職を希望する学生さん等へのアドバイスをお願いします。
好き嫌いの概念だけで仕事を選ぶのではなく、働いて会社を好きになるということも大事だと思います。好きで入社してもやりがいを感じなければ、環境が自分に合っていないのだと思います。どんな仕事も会社に入ってみて、やりがいと満足を感じられれば、働くうちに会社も仕事も好きになっていきます。職場を好きになれば長く続けられるし、仕事が人生に占める比率は大きいので、仕事が充実すれば生活が楽しくなります。そして、そんな毎日に価値があると思うんです。
(聞き手)波木井園子さん
(撮影)芦澤絢名さん